いきいきと働き活躍できる社会づくりの実現を目指した医歯工連携教育の展開

北九州地区大学連携教育研究センター長挨拶

北九州地区大学連携教育研究センターのご紹介

センター長  日 髙 勝 美

北九州地区大学連携教育研究センターは、九州歯科大学が代表校となっている、文部科学省の「大学間連携共同教育推進事業」の事務局で、平成24年度に設置されました。この事業は、北九州地区の4大学が共同で行う大学院講義・実習等を行うもので、当センターでは、これらの企画立案、各大学での講義・実習の実施と連絡調整、文部科学省への報告などを行っています。以下にこれまでの本センターの取り組みを紹介します。

平成24年度は本事業の運営の方向性を多面的に検証する組織として、4大学及びステークホルダーで構成する運営協議会を設置し、担当者会議とあわせて4回の会議を行い、活動方針を定めました。

平成25年度は4大学の学生を対象に各領域の専門家が講演を行う特別講演会を10回開催し、総計107名の大学院生が受講しました。また、締結された単位互換協定のもと、大学間連携科目の設置をしました。さらに、工学系、歯学系、医学系、産業界及び教育界の委員からなる外部評価委員会が設置され、運営方針等について多角的なご指摘をいただいております。

平成26年度は特別講演会とともに、各大学の特色を活かした大学間連携科目10科目を開講し、2年間で累計534名の学生が受講しました。大学間連携科目では複数科目において同時配信型の双方向遠隔講義、短期集中型講義を実施し、一部の大学間連携科目にPBL形式を導入しました。

平成27年度には、中間評価のご指摘をふまえて、北九州地区の現状と単位互換科目における基礎知識をまとめた共通テキストブック及び学習成果の確認のためのポートフォリオを作成しました。さらに、4大学共催で国際シンポジウムを開催し、英語による学生の研究発表と教員による評価を行い、評価結果を学習の質保証に活用しました。また、平成26年度及び27年度に受講者の職業選択等に関する調査を行い、受講生への大学間連携科目の影響を検討しました。さらに、本事業では活動内容や成果を広く北九州市民に還元する観点から平成26年度及び27年度に市民公開シンポジウム等を行いました。

平成28年度には大学間連携科目のさらなる拡充を行うため、産業医科大学による「人間工学特論」を新規開講するとともにすべての大学間連携科目においてアクティブラーニング形式やPBL形式を導入します。さらに、国際シンポジウムや本事業の総括として事業報告会を開催します。

なお、今後は本事業の補助期間終了後の継続発展を目指した体制作りを推進してまいります。